流れ星に願いを
やっぱり、泣いてしまった。



「で、さっきもそんな風に泣いて、今に至るって、訳か。」



私は、首を縦にフッた。



「そっかだけどさ、それは"失恋"したの?」



かえって来た言葉は、想像していた言葉じゃなかった。



「もしかしたら、勘違いがいじゃないの?」



「そんなこと…ない。
だって、見たんだもん。」


……だって、手繋いでたんだもん。



そんな、勘違いなんて、
有るわけないよ…。



ちゃんと、見たんだから。



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