流れ星に願いを
その声に、汐香が口を開いた。



「だれ?」



軽く目を細める汐香。



「あ、はじめまして、
粗垣 静菜 です。」



そう言う、汐香にはっきりと自己紹介した。



「ねぇ−…?
紹介してよ、星夜。」



「あぁ


−…。」



……彼女だよね。



ドクン



薄々、分かっていたんだ。


だけど。



やっぱり、悲しいんだ。
苦しいんだ。




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