流れ星に願いを
「汐香、大丈夫?」



汐香が、私の顔を覗き込む。



「うん、大丈夫。」



そう言ったものの、前の二人が気になってしょうがない。



だけど、見てしまうと苦しいんだ。



何がしたいか自分でも、分からない。



「あのさ、帰りますっ!!」


突然聞こえた、甲高い声。


その声は



……静菜ちゃん。




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