流れ星に願いを
……星夜くん。



「どうして…個々に。」



つい思ってた事を口に出してしまった。



話掛けるつもりじゃ無かったのに…。



「あぁ、汐香の荷物取りに。」



汐香の…?



「知らないのか?
汐香、熱だしたんだよ。」


汐香が?



知らなかった…。



汐香しんどいのに、打ち上げ行こうとしてた私、最低だ…。



「そうだったの。」



そう言いながら、私は自分の席へと向かい筆箱を取った。




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