流れ星に願いを
私は、星夜くんの方に、振り向いた。



「なに?」



自然とそっけなくなる態度


「あのさ、あの時──…」


何をを言おうとしてるのか分かってる。



……言わないで。



そう思ってるのと裏腹に言われてしまった。



「なんで、泣いてたんだ?」



……



…………それは。



言ってしまいたくなる、その真剣な瞳に…。



──言ってしまいたくなるどうして、泣いてたか。




< 166 / 220 >

この作品をシェア

pagetop