流れ星に願いを



私はその話を聞いて、あの事を鮮明に思い出していた


そう、私が十歳の頃。



クラスメートの女子に陰口を言われて



当時、私が気に入っていた場所に来て泣いてたんだ。


──…



「ひっく、ひっく…」



もう、嫌だよぉ…



どうして、皆酷いよ…



私が気に入ってる木の下に行っても悲しさは紛れない


“誰か、助けて。”



そう思った時だった。




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