流れ星に願いを
「爽!?」



爽くんだった−…



その声に、汐香も目開いたけど。



直ぐに複雑な顔に戻った。


「何してんの?」



そう言った爽くんは、全然事を知らなくて。



凄くこの雰囲気に合わない明るい声だった。



「それは−…」



そう言う前に、気付いたようだ。



「汐香」



その、ワントーン下がった声で汐香に近づいて行った。



……それは、まずいんじゃ






思った時には。



バチン−…



その音が鳴った時には、汐香が爽くんをぶったアトだった−…




< 50 / 220 >

この作品をシェア

pagetop