檸檬

もう一度、あの頃に







絶望した。



壱から女物の香水の香りがしたときは




その日から徐々に帰りが遅くなって、ついには私が寝るまで帰ってこなくなった。





悲しくて、一晩中泣いた


「もう、あんな想いするのは嫌・・・・」



「あんな想い?」


聞こえないように言ったつもりだが、聞こえていたらしい





もう、言うしかないのかな









.
< 17 / 25 >

この作品をシェア

pagetop