檸檬
「ごめんなさい、って?」
「だって・・・・あの時、壱から女物の香水の香りがして・・・・。浮気・・・・されてるんだって勘違いして・・・・」
「浮気・・・・」
「壱を信じれなかった・・・・」
「そんなこと、どうでもいい。」
後ろからギュッ、と抱き締めながら言ってくれる
「そんなことより、今、こうしていられるんだから・・・・それでいいんだよ・・・・」
「うん・・・・ありがとう、壱。だいすき」
「俺は愛してる。・・・・俺たち、ずごい遠回りしたね。」
そうだね・・・・
私たち、すごく遠回りしたね。
でも、大丈夫だよ
ここに確かな
愛があるから。
*end*