【コラボ】ダブルヒロイン
その小さな身体のどこからそんな力が出るのかと思う程に力強かった。

「先輩…。」

モカは寂しそうにそう言うと、それ以上は俺に何も言おうとはしなかった。

安永は、腕で涙を拭うと、初めて振り向いた。

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