【コラボ】ダブルヒロイン
「私、お化け屋敷に行きたいんですけど…どこかなあ…。」

「ああ、それなら男子寮だよ。」

パンフレットを撫でていたモカの指が、ぴたりと止まった。

「…どうした?」

モカはのろのろとパンフレットを折り畳み、しまうと、さっきまでの無邪気な笑みはどこへやら、ぎこちない笑みを俺に向けた。

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