Fear in there
「感じてるのかよ?」

男の視線が、京子の瞳を捉える。
首を左右に振る京子。

「どうだか」

男の目が細くなる。それと同時に、京子のシャツが破れんばかりの勢いでめくられた。

白地に淡いピンクの花が描かれているブラが、溢れようとする京子の乳房を押さえ付けている。

低く、くぐもった音が京子の口から零れる。

「……黙れ」

言葉とともに飛んできた平手が、京子の頬に当たる。
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