私は先生
「お茶でもおだししますわね…」


「おかまいなく…」


遠慮がちに言うわたし

雪の母は
台所に向かう途中に
使用人らしい2人に何か言っている

一人は台所らしき場所に

一人はどこかへ…


「それで…雪に何か?」


ソファーに戻って来た母は早速とばかりに聞いてきた


「ぁ…はい。」


私は姿勢を伸ばし

「雪君が…学校に来ていないんですが…何か聞いていますか?」


< 214 / 339 >

この作品をシェア

pagetop