私は先生
「チカちゃん?」

名前を呼ばれビクッとする

振り向くと…


「こ…今野君」

「ちわぁーってあれ?どうかした?」

「えっ?」

「顔が強ばってるよ?」

私は手をホッペにあてフゥーとため息をつく

「なんでもないわ」

平気

そう装う

「カットバンある?二枚くださいなぁ♪」


私と違って明るい今野

「ぇえ…あるわ」

ベッドから
ゆっくりと起き上がる


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