あの夏の出来事・・・
俺は神社の中に入った。


ざわわ・・・・ざわわ・・・・


木の葉がざわついてなんだか恐ろしい。


昼は、日陰になってあんなに涼しいのに・・・


俺は急いであの紙切れを探した・・・


「どこだ・・・どこだよ!」なかなか見つからない紙切れに苛立っていた・・


「あった・・・」紙切れはもとあった場所からすこし動いた所にあった。


紙切れに近寄って思った・・・「ここに誰か来たんだ・・・」


あの時、西ヤンは確かに紙キレをぐちゃぐちゃにして投げた・・・


けど今は開かれている・・・


それだけでとてつもなく怖くなった・・・・


早くここから逃げよう


俺は紙切れをしっかり握って早足で立ち去った・・・・・・・・
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