緑の魔法使い
ただ年齢が近くて、嫌う要素があまりにも少なくて

なのに優しいなんてずるい・・・

ゆっくりと体を離して

「ごめん。ただ治ってきたのが嬉しすぎて知って欲しかったの」

「うん。判ってたのに変な言い方をしてごめん。
だけど知っていて欲しい。俺は・・・」

何か言いかけて口を閉ざし顔をそむけた。
そして小さな声で

「ごめん・・・」
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