会いたい夏
その日から、毎日私はみつくんの部活が終わるのを教室で待って一緒に帰った。
そして、私達が付き合いはじめてまもなく、待ちに待った修学旅行の日が来た。
『ちり、自由行動の日は一緒に買物しよう。』
「うん!わかった」
修学旅行初日はなんだか退屈だった。だって班行動だし、早く自由行動の日にならないかなぁ。
[ちり、みつくんと付き合ってるんだって?結構、噂になってるよぉ]
(同じ班のみきだ。)彼女とは、普段も仲良くしている、いわゆるまぶだち?みたいなもんだ。
「付き合ってるよ」
[なんで、言ってくれないのぉ?私達、友達でしょ?]
「ごめん。なんか、タイミングがなくて…
でも、そんなに噂になってたんだね?」
[そりゃ、毎日一緒に帰ってれば、噂にもなるでしょ]
「だね」
彼女は、心を許せる唯一の友達だ。
修学旅行初日の夜。
お風呂場から部屋へ戻る途中だった。
『ちり!』
みつくんだ。どうしよう。なんだか、はずかしいよぉ…
「みつくん…どぅしたの?」
『今、ちょうど呼びに行こうと思って』
『ちょっと外行かない?』
「先生に見つかったら怒られるよ」
『大丈夫だよ。行こう行こう』
「…」
私は、みつくんに手を引っ張られて、外へ行った。本当はうれしかったけど、先生に見つかったらと思うと少ししかめっ面になていた。
『風、気持ちいいなぁ』
「うん。気持ちいい」
『ねぇ、ちりは将来の夢とかあんの?』
「う~ん?通訳とか?」
『そっか。英語得意だもんな』
「そんなことないけど…、みつくんは?」
『サッカー選手とか?(笑)』
「いいんじゃない。私は応援するよ。」
『うん…』
「何か、いつもより元気ないね?」
ギュッ…
私は急に抱きしめられた。
そして、私達が付き合いはじめてまもなく、待ちに待った修学旅行の日が来た。
『ちり、自由行動の日は一緒に買物しよう。』
「うん!わかった」
修学旅行初日はなんだか退屈だった。だって班行動だし、早く自由行動の日にならないかなぁ。
[ちり、みつくんと付き合ってるんだって?結構、噂になってるよぉ]
(同じ班のみきだ。)彼女とは、普段も仲良くしている、いわゆるまぶだち?みたいなもんだ。
「付き合ってるよ」
[なんで、言ってくれないのぉ?私達、友達でしょ?]
「ごめん。なんか、タイミングがなくて…
でも、そんなに噂になってたんだね?」
[そりゃ、毎日一緒に帰ってれば、噂にもなるでしょ]
「だね」
彼女は、心を許せる唯一の友達だ。
修学旅行初日の夜。
お風呂場から部屋へ戻る途中だった。
『ちり!』
みつくんだ。どうしよう。なんだか、はずかしいよぉ…
「みつくん…どぅしたの?」
『今、ちょうど呼びに行こうと思って』
『ちょっと外行かない?』
「先生に見つかったら怒られるよ」
『大丈夫だよ。行こう行こう』
「…」
私は、みつくんに手を引っ張られて、外へ行った。本当はうれしかったけど、先生に見つかったらと思うと少ししかめっ面になていた。
『風、気持ちいいなぁ』
「うん。気持ちいい」
『ねぇ、ちりは将来の夢とかあんの?』
「う~ん?通訳とか?」
『そっか。英語得意だもんな』
「そんなことないけど…、みつくんは?」
『サッカー選手とか?(笑)』
「いいんじゃない。私は応援するよ。」
『うん…』
「何か、いつもより元気ないね?」
ギュッ…
私は急に抱きしめられた。