空の上から愛してる




あたしは、

何も言わずに

前を向いて

歩き出す。


「ちょっと…っ!」


もう…

うっとうしい!!


「だから何っ?!

迷惑なんだけど。

あたしは

あんたの名前も

知らないし。

興味もナイの。

あたし

急いでるから」


「5分で良い!

はなさね?」


「嫌に

決まってるでしょ。

学習してよ」


「無理だ。

俺馬鹿だから。

スキになったら

諦めらんねえ」



この人…

頭大丈夫かな?


心配に

なってきた。









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