空の上から愛してる
「何
してんの。
馬鹿じゃないの?」
「愛桜~~!!
やっと来たあ…」
時刻は
夜中の3時を
回っている。
「何
しちゃってんの。
風邪引くよ
さっさと
帰って」
「じゃあさ~
メール返してよ」
「…………」
男とメール
したことない
あたしに、
どう
メールしろって
言うわけ。
「絵文字も顔文字も
なくて良いから。
返事だけちょうだい」
「……分かった。
すれば文句ないのね。
こうやって
あたしのこと
待たないわね??」
「それは
分からない。
だけど♪
愛桜に逢いたく
なったらあ~♪
逢いに来るね」
そう言って
あいつは笑った。
――ドクンッ
あたしの胸が
小さく揺れた……―