空の上から愛してる
あたしは、
部屋着から私服に
着替えて
家を出た。
駅前に着くと、
美海はもう居た。
「美海、
この前はごめんね」
「えっ…??
なんのことだっけ!?」
この様子じゃ
本当に
忘れてるよ――
「ん??
なんにも♪
行こっ!」
「え、
あぁ…うん!♪」
「あっ!!
美海~~!!!!
あんた
あの祐って奴に
名前教えたでしょっ」
「え?
まま…待って!!
教えてないけど??」
「怒んないから
正直に言いなさい?」
「いや!
本当だからっ!!
あたし達が
自己紹介したら
いきなり
祐クンが
店から飛び出してって…」
ん??
でもあの男は
美海から聞いた
って
言ったよね!?