【続】俺様王子と秘密の時間
や、ヤバいよぉおおお。
もし待ってたらどうしよ……。
でもまさか、あの千秋が待ってるわけがないよね……。
なんて考えながら歩いていたその時、背後からヒタヒタと足音が聞こえた。
そして同時に、背中に突き刺さるような痛い視線を感じた……。
「ん……?」
なに、今のは?
寒くもないのに、背筋がゾクリとした。
あたしが足を止めれば、不気味な足音も止まった。
あたしがまた歩きだせば、ヒタヒタ……と足音が余計に聞こえる。
「ヒッ……」
も、もしかして……これが学校の七不思議とか、学校の怪談ってゆうやつなの……?
むむむむ、無理。
怖いよぉ。