【続】俺様王子と秘密の時間


ブレザーの前を開かれてすかさず千秋の手がワイシャツに触れる。


それだけで熱が上がっていく。



「……ちあ…き、待って」


慣れないし恥ずかしいんだよぉ。


プチン……プチン……。


千秋はお構い無しにネクタイを解いて、ワイシャツのボタンを片手で器用に一つずつ外した。



「無理。帰す気なんかねぇよ」

「ひゃっ……」


背中に手を滑りこませてくる。


熱心に撫で回されて、その手は下着のホックを見つけるとあっという間に外してしまった。



「……っ」


唇は深く塞がれて、千秋は上唇や舌を遊ばせた。


繋がった唇から熱が伝わる。



「やべぇ。マジで止まれねぇわ」


荒い息を吐いてあたしのワイシャツの合わせを開き顔を近づける。


ビリッ……と電気が流れたみたいだった。

 

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