【続】俺様王子と秘密の時間


「で?罰ゲームってなによ?」

「まさか雅弥、エッチなこと考えてないよね〜?」


と、二人が突っこみをいれる。


羽鳥は少しムスゥッとした顔をしながら、ポリポリと頭を掻いた。



「うるせぇな。夜までに考えとくから。部屋行くから待ってろよ」


罰ゲームっていったいなんなの?

そもそもこんなグロテスクなゲームなんて、やりたくないよぉ。



それからしばらくして新幹線が駅に着き、あたし達はバスに乗り旅館へ向かった。


4階建てで横に大きな旅館の側に細長い川が流れていて水の音が聞こえてくるから雰囲気もいい。


引率の先生や旅館の人がバスから生徒の荷物を出して運んでいく。


どうやらあたし達は自由行動が先みたいで、旅館へ入るのまだオアズケらしい。



「お前、最初はどこ行くんだ?」


ドキリッ……。

あたし達のもとに来たのは千秋と佐久間くんだ。

 

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