【続】俺様王子と秘密の時間


“新館の非常階段においで”


はぁ……。

結局、コレだ……。

千秋が何を考えてんのかさっぱりわかんない。



そして千秋は廊下でこんなことを言ってきた。



『いい度胸してんじゃねぇか?』


その時は意味わかんなかったけど、要するにあたしが千秋からのメールを無視したと思ったわけね。


千秋からのメールの内容はいつもと変わらない呼び出しメールで、あたしの悩みの種がまた膨らむ。

 

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