青き秘宝
「まだ後1人いるぞ。」と船長が言った。
すると「俺が呼んでくるよ船長。」とゼウス。タッと走っていった。
しばらくすると金髪にブルーアイのかっこいい青年を連れてゼウスが戻ってきた。なんだか話していた様子だ。
「ゼウス、いい女ってこいつかよ~!」
「そうだよ。可愛いでしょ?」
「どこがあんなブサイク!」
「おいおい自己紹介せんか!」と船長。
「へいへい…俺レオン・ハート。よろしく子豚チャン♪皆に自己紹介させといて自分はしない気?子豚チャン。」と言った。
カチンときたリリは「するよ。あたしはリリ。16才、女。特技は剣道・武道!よろしく!」怒っていたので早口になってしまった。
「へー女なんだー。てっきり俺は男かと…」と言ったので頭にきたリリは、つかつかと歩み寄り、ギュッと足を踏んだ。声が出ないほど痛かったのか「~~~~~っ」と言うと
腰をおろしかがんだと思いきや立ち上がり「痛ってーじゃねーか!何すんだよこの子豚!」
「なんだよ!あんたが男って言ったのがいけないんでしょ!?」
「んでだよ!男って言って何が悪いんだよ!!」
「もう!そこらにしなさいよ。」とエステラルドが言った。
「同じ年なんだから仲良くしたらどうなの?」
「そうそう。すぐ人を殴っちゃいけないよ。子豚チャン♪」そう言うと部屋から出て行った。
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