漆黒の猫
青山さんが俺の横をじっと見ている


「ねえ、猫?飼っているの」


「あ。はい、白龍といいます」


「見せてくれる?」

青山さんは目を輝かせてキャリーケースを見ている


俺は扉を開けて手を伸ばし


「白龍、出ておいで」


と言うと‘ニャー’と言い白龍が外に出てきた
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