私はアイドル★
「じゃあ、そろそろお開きにしましょうか!もう10時すぎだし」
と市川さんは腕時計を見ながら言った
「そうだね」と森田さんが納得すると私達は会計を済ませてバーを出た
一階に降りると、聖夜さんが「愛理ちゃんー!家、何処らへーん?」と聞いてきた。なので「新宿駅の近くのマンションです」と答えると「じゃあ、俺と同じ方角だぁ」と言って私は聖夜さんに送ってもらう事になり、市川さんは森田さんに
市川さんと森田さんも同じ方角らしい
そして、スタジオの外に出ると私達は「バイバイ」して聖夜さんと私は肩を並ばせて人混みの中を歩きだした
....。
聖夜さんは自分から誘っといて一言も喋らない
気まずい空気にイライラしてきた私は「早く、話きりだせよ!怒っ」と心の中で叫ぶ
それでも聖夜さんは一向に話をきりださない
ちらっと聖夜に視線を送ると目が合って「どうした?」と不思議そうに聞く
「い・いえ、何でもありません..」