カノジョ。
お金をもらってオジサン(若い人もいっぱいいたけど)たちとお茶したりする。
それだけで5000円。

ホテルに連れていかれそうになったこともあったけど、近くで待機してた先輩の仲間たちに助けてもらったりした。


…あたしは、オトコっていう生き物をバカにしたかったんだと思う。


だまして、利用して、見返してやる。

そんな風に思ってたのかもしれない。


その時はそんなこと思いもしなかったけど。



ただ、遊んでる、みたいなイメージをみんなにもたせたかった。

とくに、アイツに。


あんたなんか全然気にしてない。って。
そう思わせたかったのかもしれない。


ハルナ先輩が卒業して、
もう会わなくなって、あたしはそーゆーのを全部やめた。
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