罪人ノ恋謌‐神ヘノ生贄‐



そうなれば神から私達に裁きが下ると、町の者達は恐れていた


だから、早く次の生け贄を見つけねばならなかった


でも


ほかに罪人なんていない


平民や亜人の罪人はあまるほどいる


だけど


聖アグリル祭で贄に捧げられるのは、貴族階級の者のみだ


今年は貴族階級で罪を侵した者は、1人しかいなかった



そこで考えた案がコレだった



【罪を侵していなくても、贄に捧げよう】


【あの娘なら大丈夫だ】


【貴族階級なのに親がいないあの娘なら】





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