罪人ノ恋謌‐神ヘノ生贄‐
「いい加減黙れ!
言い訳無用だ!!」
城からの使いは知っていた
リリアは、罪なんか侵してないと
しかしながら、生贄をあげなければ自分たちが危ないと思った
だから、聞こえないふりをしたのだ
「早くこい。
聖アグリル祭は明日なのだから。」
その言葉で気付いた
リリアは、自分の罪は作られた物だとわかってしまった
「っ!!!!
卑怯者ぉっ!!!!」
どれだけ絶叫しても、手にかかった重たい鎖は退ける事ができない
リリアは、罪人となった