遠い背中~大好きだよ先生~
ちょっと休憩しようかな。


そう思って座って先生の指導を見る。


いつでも本気モード。


ちゃんと指導してる。


普段喋る時の先生とは違う。


ちゃんと区別してくれるんだぁ…


私達と話す時とクラブの時、他の生徒の時と全く違う。


私達と話す時はよく笑ってくれる。


クラブの時は真剣モード。


他の生徒の時は先生らしくしている。


そんな先生が大好きだよ。


そう思っていると先生が近くまできた。


近すぎる。


「ん?どしたあ?」


平常心を保ってるように見えるけど、内心ドキドキしまくりなんだよ?


「お前身長何cm?」

「163だと思う…」

「以外とデカいなぁ。」

「そんな事ないもん。小さいもん。」


そう言うと先生は椅子に座った。


やばい…絶対顔真っ赤だよ。


そしたらいきなり先生が

「体重は?」


って笑顔で言った。


悪ガキが見せるような笑顔で…


「はっ??」

「うそうそ。そこまで聞いたら俺、変態になってまうわ。」

「そーだよ!!もうすぐで先生なぐるとこだったよ。」


そんな冗談さえ言えるようになった。


先生。



もうすぐしたらお別れがくるんだね。


私…まだ卒業したくないよ…。


まだ一緒にいたい。


もっと笑っていたいよ。

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