遠い背中~大好きだよ先生~

クラブ大会

最後の試合が来た。


会場は男女同じだった。


すごい緊張してるのが自分でも分かった。

どうしよ…怖いよ…


そんな時、先生と目が合った。


「先生やばい…」

「お前、びびってんかぁ~?」

「だって相手1位候補だよ?」

「大丈夫。お前はいつものようにやればいい。」


笑顔で優しく言ってくれた。


見ててくれるかな…


そう思いながらコートに立つ。


後ろを見たらネット越しに


見守ってくれてる先生の姿。


大丈夫やから。


その言葉が蘇る。


よし。頑張ろう。


私はカットにでた。


何とかカットでき


先生の方を見る。


うんうん。


頷いてくれた。


私も同じように頷く。


ありがとう。先生。


結局3点差で負けてしまった。


でも、何か嬉しかった。


頑張れた事が嬉しかった。
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