遠い背中~大好きだよ先生~
今日から私は修学旅行です。


1泊2日らしいからお土産もなしになった。

朝早かったのにも関わらず


みんなのテンションは上がる一方だった。

宿についた私達は自分の部屋でゆっくり過ごしていた。


先生今頃何してるかな~‥。


こんな所まで来ても


先生の事考えちゃう。


錯覚もする。近くにいるような気もするんだよ?


恋って怖いね。


夜ご飯を食べ終えて


それぞれの部屋に戻る。


8時か~‥することねーなぁ‥


そう思ってたら語り会が始まった。


私は辛かったクラブの事を書いた。


前までは辛くて仕方なかった。


でも今は先生に会えるから楽しいんだ。


夜私はみんな起きてるのにも関わらず


深い眠りについていった。


朝、やっと帰れる喜びでいっぱいだった。

先生に明日会えると思ったら


嬉しくてニヤけてくる。


船に乗ったりして楽しんだあと


バスに乗って帰った。


疲れているのとプラスバスに酔っていて


気分は最悪。


歩いていると向こうにいるのは愛しい先生の姿だった。


私のテンションは一気に治った。


「先生~ただいま~!!」


そんな私を見て


「月島、お前元気すぎ。周り見てみろ。」


周りは疲れ果てている。


あたしだって本当は疲れてるんだよ。


私は名前を呼ばれていた事さえ気付いてないくらいテンションがおかしかった。


あとで話を聞いていたら


「こころ、月島って呼ばれてたよ?」


嘘??私聞き逃した~。


そしていつものように先生とおはようを言い合う。


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