まつり国のお姫様
あたしは小走りで行った。

あの少年に会いたいがために。

「あ!みゆき様っ。」

あの少年は玄関の所にいた。

「ゴホンっ。何の用かしら?」

あたしは何事もなかったように、用を聞く。

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