恋してる、
「じゃ、もう家近いんで。ありがとうございました。」
「あ、尚ちゃん。メアド教えてくれる?」
メアドね、
「教えてくれれば送りますよ。」
と言うと素直に教えてくれた。
「じゃ。」
先を歩いて後ろを向くと
まだいてあたしに気付き
手を降ってくれている。
一応頭を下げる。
家に付き自分の部屋へ。
ベッドでゴロゴロし
携帯を開く。
…尚樹君にメールでもしよっかな。
でもなんて送れば…
打っては消しての繰り返し。
30分かけてできた文。
『メール送れてすみません。
お話楽しかったです。
今日は送っていただき
ありがとうございました。
ではまた(*'∀')ノ
貝原 尚より。』
小学校の作文の時の様
頑張った!と思い
送信してから10分。
うとうとしている頃携帯がなった。
尚樹君からだ。
若干ドキドキしながら携帯を開く。
『メールこないと思った(笑)
また今度お話しましょう。
それではおやすみなさい(ρ.-)
田嶋 尚樹』
ちょっと顔文字に笑ってしまった。
名前の漢字が一緒なんだ~とか思うあたしは
もう夢の中。