恋してる、

気になる、



「な・お・ちゃんっ」

なんだこの声っ。

と思いながらもわかっている。

久美ちゃんと紗世だ。

「メールだけで終わりました!」

と2人に説明していると

そのメールが来た。

『早速ですが…

今日暇だったりしますか?(*´-`)』

尚樹君からだった。

「キャー」

と喜んでいる2人。

『まあ、暇です。』

尚樹君と2人で遊ぶことになった。

「迎えに来てくれるだなんてっ」

「付き合っちゃいなよ」
と言われる。

付き合うねぇ~

そりゃ彼氏は欲しいけど…

たまたま合コンで知り合って

たまたま隣で

送ってもらっただけ。

向こうそんな気は絶対ない。

「彼氏になったら報告だかんねー」

「ないない~」

と言って校門を見ると

尚樹君がいる。

肩をトントンとすると

ビクッとされてしまった。

「!尚ちゃんか、良かった。もう見られて怖かったよ~」

そんな会話を聞いてニヤニヤしているあたしの友達。

「生意気な尚ですが、よろしくお願います~」

お母さんっか!ってくらいのテンション。

その言葉にいえいえと。

あたしを見る2人の目は

もう言葉には表せないぐらいの目力だった。


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