君だけのサンタクロース




「…お前が好きや」



リキはそれだけ言うと、その大きな瞳であたしを真っ直ぐに見据えた。

頭を撫でていたその優しい掌は、あたしの頬に触れる。









君のくちびるが

あたしに触れるまで、あと少し












目を瞑った瞬間




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