君だけのサンタクロース
「なにアホゆうてんねん!」
冬の寒い昼下がり、リキとあたしとおばあちゃんは居間の炬燵でみかんを食べながら過ごしていた。
そんな時、家のチャイムが鳴りいつもみたくおばあちゃんは「はいはい、ちょっと待ってーな」なんて言って立ち上がり玄関へ向かった。
おばあちゃんが居なくなったことで、リキがキスを迫る。「な、ええやろ?」なんてここぞとばかしに迫るリキの肩を必死に抑え頬を赤くしたその時、聞こえたおばあちゃんの大きなそんな声。