君だけのサンタクロース

リキはびくりと肩を揺らし、辺りにおばあちゃんの姿を見回して探した。



「・・・いや、たぶん来客に怒ってるんだと思うよ?」




焦るリキに少し笑うと、リキは照れ隠しにあたしの手を奪った。そしてリビングの扉から2人で顔を出し、玄関の様子を伺う。

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