君だけのサンタクロース
「アホか!心春は俺んもんやねん。」
隣に座って居たリキが急にあたしの肩に手を置き引き寄せる。
「嫌やー!嫌や!俺も心春ちゃんこと好っきゃねん!」
ゴロー君は反対側からあたしに抱きついてきて、ばあちゃんは“罪な女やねー”なんて笑っていた。
「やからおばさん、心春さんを俺に下さい」
「おい!エイジ!意味わからへんお前!」
「そやなーお姉さんゆうてくれたらええで」
「「それでええんかい!」」
エイジ君がシャンパンなんて味けないからと言って持ってきたお酒で、みんなテンションハイに(あたしのはリキが没収した)