君だけのサンタクロース



靴下をみる限り何かが入ってるとは思えない。

嫌なことが頭を次々とよ切る。

窓の鍵も開けて置いたあたしは馬鹿だったのかな。



ずっと見つめていた、靴下を手に取ってみた。

・・・やっぱり、なにも、はいってない。

枕元の周りにも、なにもない。







「り・・・き、のば、か」





逆にしてみたり裏返してみたり、その内視界はどんどん濁ってきた。

目頭がジンジンと熱くなってくる。



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