地味子の秘密 其の壱 VS黒羽の大妖怪
柚莉の家までは、あたしんちから歩いて10分くらい。



「早めに行っても大丈夫だよね。」



バックを持って玄関に行く。



サンダルを履いていると
お父さんが起きてきたのか、話し掛けてきた。



「もう行くのか?」


「うん、9時に柚莉を迎えに行くから。」



「そうか…気をつけてな。」


「はーい。」


返事をして外へ出る。



空を見上げると、雲一つない青空が広がっていた。
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