地味子の秘密 其の壱 VS黒羽の大妖怪
「へぇー何もないのに俺について来るなんて…可笑しくない?」


ニヤリッと笑う。


「……。」


やっぱりバレてたか…


「君さぁ〜柚莉ちゃんの付き添いとか言ってるけど…違うよね?」



「…なんでそう思うんですか?」



あたしはゆっくりと、問い掛ける。


……この人ヤバイ…さっきより妖気が増してる。



「なんでって?それはね…君が普通の人じゃないからかな?」


ニヤニヤしながら言うから気持ち悪い…。
< 127 / 628 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop