地味子の秘密 其の壱 VS黒羽の大妖怪
「ふーん…バレてるなら、もういいや…アンタ何者?」



「俺?俺はな…」


そう言った途端、奴の体からどす黒い妖気が出てきた。



突風が起こり、思わず目をつむる。


腕で風を遮りながら薄目を開いた。



もくもくと煙のように盛り上がっていく。


どんだけ人の体に隠してたのよ。





カメラマンから出てきた奴は、妖怪にも関わらず

人型だった。



「でかっ…。」


現れた妖怪を見ての第一声はそれだった。


だって…200㎝はある。
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