地味子の秘密 其の壱 VS黒羽の大妖怪
名前順に一人ずつ言っていく。



そして、あたしの番がやって来た。



「じゃー次、神崎さん。」

「あ、はい。神崎 杏樹です。よろしくお願いします。」


ペコッと頭を下げて椅子に座る。



さっきまで、女子なら自己アピールしてたのに、あたしがしないもんだから先生はちょっと不思議がってた。



そのまま自己紹介が続き、1限目が終了。



チャイムが鳴っても
クラスの子達は先生を囲んで談笑中。



「すごい人気だね?」

柚莉があたしの席までくる。
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