地味子の秘密 其の壱 VS黒羽の大妖怪
「えっと…これはあっちで…」


一つ一つ確認しながら戻していく。




「…何してんの?」


ビクゥッ!!



突然背後から声がして、あたしはゆっくりと振り向く。


「えっ?…なんでここにいるの?」



そこには、本棚にもたれ掛かってポケットに手を突っ込み、こちらを見ている陸がいた。



「さぁ?なんででしょう?」


質問に質問で返され少しムッとした。


いや…最初に聞いて来たのは陸だ…。

怒っちゃいけないよね。


「昼寝。」


「…は?」
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