地味子の秘密 其の壱 VS黒羽の大妖怪

ニヤリと笑う陸。


「え…何言って……」



チュッ。


「!!!…ちょっと陸!」

「ん…何。」


「何じゃないっ!!」


あろうことか、陸はあたしの手首にキスしだした。


わざと音が出るように。



恥ずかしさで、体が一気に熱くなる。



「ちょっ…やめっ…」


抵抗の言葉を言っても通じない。


両手首交互に、優しくキスを落としていく。



「〜〜〜〜っ…こんの…変態っ!!」


耐えられなくて叫んだ。
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