地味子の秘密 其の壱 VS黒羽の大妖怪
あぁ―やられちゃった…。もう夢中になっちゃうね……



ふと、彼らの後ろを見ると男子達が2人を睨んでた。

羨ましいんだね…

近くに居たら、柚莉の笑顔が向けられるし。




班決めも終わり、休み時間に入った。



次の授業の準備をしていると


フッと周りが暗くなった。

ん?


不思議に思って顔を上げると、あたしの机の周りに女の子が5人立っていた。


…なんでいるの…?


あたしが5人の顔の見回していると…


「神崎さん、ちょっといい?」


5人の中でもリーダーみたいな子が話し掛けてきた。

「何ですか?」


リーダーの子に向かって聞く。


「あなた……武田君と上田君と同じ班になれたからって、調子に乗らないでよ!」


「…へ!?」
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