地味子の秘密 其の壱 VS黒羽の大妖怪
クラスごとに整列し、ルームキーを渡された。


あたしと柚莉は同じ部屋。

荷物を持ち、自分達の部屋に行く。



―2525号室―


キーと同じ番号の部屋に入る。


「うわー…広ーい♪」

「贅沢だね!」


2人部屋にしては、十分過ぎるほどの広さ。


ゆったりとしたベッドが二つ。

大きなソファー、クローゼット、冷蔵庫など学生の宿泊には勿体ない気がした。


「うわーい♪やった―!」

藍鬼は嬉しそうにぴょんぴょんと、ベッドの上で跳ねる。



今回藍鬼は、“周りの妖達と遊べない…”と嘆いていたので連れてきた。


荷物を置き、3人で下へ降りる。



今からは、町の文化財などを観光してまわる。


ホテルのロビーで、久々に陸を見かけた。
< 184 / 628 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop