地味子の秘密 其の壱 VS黒羽の大妖怪
「ど、どうして?」


『俺達にとって神崎一族は、この世の妖怪を護って下さってます。

みんな、一族の皆さんに感謝してて…。』


『だからそんな人を馬鹿にするなんて許せないんです!』



『『お願いします。手伝わせてください。』』


大勢の妖から言われ、嬉しくなった。


「ありがと…じゃあ手伝ってくれる?」


『『『もちろんです♪』』』


ニコニコ笑う妖達につられてあたしも笑った。




それから肝試しのルートに合わせて配置を決めた。


そして、最初の場面に戻る。



今は、クラスと離れた所にあるベンチに座っている。


順番はくじ引きで決めたところ、1−Dは最後の8番目。


だからゆっくりしてて大丈夫。
< 193 / 628 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop